四国歩き遍路 18日目 初めて35km以上を歩く
更新2020年8月25日
ハイよ~!シルバー!のおじいです。
18日目の行程
民宿喫茶きらく⇒第29番国分寺⇒第30番善楽寺⇒第31番竹林寺⇒第32番禅師峰寺⇒民宿高知屋
民宿喫茶きらく
四国遍路を歩きたいと思ったのが、10年ほど前
それ以来、30冊以上の本を読んできた
その中で参考になった本をまとめたのがこの記事
「私のお遍路日記」は何度読んだだろう
面白いし、ためになる
「喫茶きらく」のことも書いてある
女将さんはご存じなかった
ここの最大の魅力は朝のパン食だと書かれていた
だから、朝食は楽しみだった
うっ、パンが、
パンが、小さい
なんで?
女将さんから声がかかった
お代わりあるから、いるなら言って
本当ですか
ありがたい
遠慮なくいただきます
楽しみにしていたパン食なのだ
しかも、今日は長距離を歩く
いつも以上にエネルギーを必要とする
第29番国分寺
途中、Sさんと出会い、その後Eさんとも合流した
三人で国分寺へ向かう
お二人共、66歳になるという
出会う遍路はなぜか年上が多い
第30番善楽寺
高知市に入った
ふたりとは国分寺で分かれた
三人から一人になると、道を間違えないか、不安になる
今日はスピードを上げないと、宿に着く時間が予想できない
隣は土佐の圀一宮の土佐神社
これで四国四県、すべての一宮にお詣りしたことになる
第31番竹林寺
竹林寺には名物の羊羹がある
車道での早歩きと竹林寺への登りでだいぶ疲れた
納経所でペットボトルいっぱいの水をもらい、休憩所でかりんとう等のお菓子とお茶を3杯いただく
これでエネルギーチャージ、完了
第32番禅師峰寺
竹林寺からの下りの道がわからず、だいぶ時間と体力をロスしてしまった
禅師峰寺まで約6キロ
苦手な車道を急ぐ
やっと着いた
と思ったら、ここから少し山道を登る
道の途中に「マムシ注意」の看板
だが、注意力が散漫になってきている
マムシ、踏まなければいいが
当初の予定では、ここから近い船宿風の民宿に泊まることにしていた
「鮒の里」「ふれあいの里さかもと」と二日続けて同宿となったベテラン遍路がいた
経験豊富なその人から別の宿を勧められた
絶対オススメだから
予定を変更するとなると
距離も長くなり、時間もかかる
迷っていると
あなたなら十分歩けるし、なによりいい宿だからと繰り返された
それで予定を変えた
宿に予約を入れた時、「喫茶きらくさんからだと、到着は6時ごろですね」と言われた
民宿高知屋
いつも出発は遅い、今日もそうだった
でも昼食なし、休憩なしだからもう少し早く着くだろう
朝はそんな気持ちだった
ところが、思いのほか時間がかかってしまった
時間がないので焦る
県営フェリーの乗り場を目指す
もう脚がフラフラする
小学校が近いのか、下校中の児童によく出会う
あいさつをする子が多い
四国遍路初日の後悔を繰り返してはならない
ひとの気配に集中して歩いた
やっと到着
フェリーには待合所で30分以上待って乗船
無料なのがすごい
潮風にあたっていると気持ちがいい
疲れを忘れさせる
5分ほどで対岸に着いた
そこから高知屋へ
大した距離ではない、しかし、すごく長く感じた
女将さんの予想したのと、そう違わない時刻に着いた
普通に歩いていれば、この時間に着けない
健脚ばかり利用する宿なのか
それとも、致命的に道を間違えたのか
考える間もなく
すぐに風呂へと案内された、そして夕食
他の遍路はすでに食事をしていた
この日、最後の宿泊者になった
宿の情報は