ハイよ~!シルバー!

十年来の夢だった歩き遍路。定年と同時に四国八十八ヶ所と別格二十寺を通しで歩きました。その体験を発信しています。

四国歩き遍路 知っておきたい便利な豆知識

ハイよ~!シルバー!のおじいです。

 

今回は、四国を歩く遍路が知っておくと便利な豆知識を紹介します。

 

 

 

 お寺

 

山門

一礼をして入ります

 

階段

原則、左側通行です

 

参拝

本堂が先、大師堂が後

 

線香

3本立てます

ご本尊、ご先祖、自分に1本ずつ

 

ロウソク

1本立てます

5~6センチの短いもの、「豆ローソク」「ダルマ」などの名前で販売しているものが便利

お寺より、スーパー、ホームセンターの方が安く買えます

 

線香、ロウソクの立て方

ロウソクは奥から、線香は中心から立てます

知らない人が結構います

 

本堂と大師堂の参拝時間

作法通りだと最低15分かかります

 

お経

経本を見ながら読むのが正しい作法です

 

納め札

本堂と大師堂に1枚づつ、納め札箱に入れます

納め札には氏名等を記入するところがあります

 

100枚~200枚単位で販売しています

100円程度です

遍路初心者は白色の納め札を購入し、事前に記入しておきます

 

わたしは通販で購入し遍路に出る前に記入しました

足りなくなった分はお寺の売店で購入し、宿で記入していました

 

プラスチックの筆箱が百円ショップに売っています

納め札を入れるのに便利でした

 

名刺代わりにも使います

たとえば、親しくなった遍路に渡したり、お接待を受けた時、お礼に渡したりします

 

納経帳

歩き遍路は小さくて、軽いものがおススメ

末尾に必ず自分の住所、氏名を記入しておくこと

 

納経所

本尊名の墨書きや御宝印を納経帳にいただきます

納経料は300円です

 

納経所は午前7時から午後5時までしか開いていません

時間厳守

 

御影

お寺の本尊を印刷したもの

納経時にもらえます

納経時に手渡してくれる納経所と自分で取る納経所があります

もらい忘れに注意してください

 

次の寺への道順

納経所で尋ねること

次の寺までの手書きの地図を用意しているところもあります

 

小銭の両替

ほとんどの納経所で替えてくれます

郵便局は基本的に両替ができません、銀行と違い両替商ではないからです

ただ、サービスでしてくれる場合もあります

大きな郵便局ほど断られます(業務ではないので)

 

 

道中

 

山道

山道は小股で歩くと疲れにくくなります

特に登りでは平地より歩幅を小さくすることが必要です

 

山の下り道

上りより気をつけること、滑りやすいので足をひねったり、転んだりする可能性があります

杖をついて、ゆっくりと下ります

 

靴ひも

きちんと締めましょう

下りでは特にきつく結ぶこと

靴ひもがゆるいと靴の中で足が動き、つま先を痛める原因になります

 

鉄砲水

山で一番気をつけること、それが雨が上がった後の鉄砲水です

雨が上がった後、溜まった雨水が急にかつ大量に流れてくることがあります

 

階段

ジグザグに登ると楽です

 

コンクリートの坂

歩幅を小さくしてチョコチョコ歩く、すると休むことなくに楽に登れます

一番ダメなのは大股で素早く登ること、これだと途中息切れして、休み休みでないと登れません

 

へんろ道シール

道に迷わないために必ずチェックしながら歩くこと

 

へんろみち保存協力会のへんろ道シールと違う道順を示す道標がある場合

へんろ道シールに従えば、まず間違いありません

県や国の作った道しるべは車用と心得たほうがいいです

歩き遍路のことを考えていないのか、道に迷うことが多いので注意してください

 

30分も歩いてへんろ道シールが一つも見つからなければ、道を間違えた可能性が高いと考えてください

迷わず引き返すこと、それが一番ロスが少ない方法です

 

スマホ用バッテリー

都市部ではほとんどの場合、へんろ道シールを見失います

そこで、役に立つのがグーグルマップなどの地図アプリです

バッテリーを持参していれば、長期間電力を消費しても安心です

 

トンネル

危険をさけるため、ヘッドライトあるいは懐中電灯を持つこと

杖に蛍光テープをぐるぐる巻きにすることも大切です

 

自販機

田舎では千円札が使えないところもあります

小銭を常に用意しておくこと

 

飲料水

どこまで歩いても商店はもちろん自販機さえない区間があります

山や峠、道沿いでもです

水は必ず確保しておくこと

 

わたしは空いたペットボトルに宿の水かお茶を入れ、ザックの横のポケットに突っ込んで歩いていました

暑い日は2本必要でした

 

レターパック

荷物を送り返す場合は、郵便局のレターパックが便利です

A4サイズで4kgまで大丈夫

もちろん、衣類も送れます

 

レターパックプラスレターパックライトの2種類があります

 

レターパックプラスは対面お届け用で、全国一律520円

レターパックライトは郵便受け配達用で、全国一律370円、厚さ3cm以内の条件付き

 

わたしはレターパックライトで2回、不要な荷物を自宅に送りました

 

郵便局なら、どこでも扱っています

なにより、安いです

 

宿

 

ビジネスホテル

お接待割引や特典がある場合もあります

予約時には必ず歩き遍路であることを伝えるましょう

 

部屋干し

乾燥機がない宿やあっても順番待ちで使えないことがあります

そんな時は部屋で干しましょう

 

シャツやパンツ、タオルは部屋干しでも十分乾きます

乾きにくいのが靴下です

少し多めに持って行ったほうが安心です

 

テーピング

マメができる前、宿で毎朝両足にテープを貼っておきましょう

マメができた後だと貼っても意味がありません

 

ザックの入れ方

軽いものを下、重いものを上にして入れます

こうすると背負った時、楽に歩けます

 

濡れた靴の乾かし方

固く丸めた新聞紙をつま先まで入るようにしっかりと靴の中に入れます

これを3回繰り返します

まず宿についたら新聞紙をすぐ入れる

次に風呂から出た後に、新しい新聞紙と入れ替える

最後に寝る前、同様に入れ替える

こうして3回交換すれば、翌朝にはほぼ乾いています

 

新聞紙は遍路宿ならどこでも用意されています

宿によっては靴の乾燥機があります(例えば、国民の宿うみがめ荘) 

 

 

その他

 

菅笠

梵字が前、同行二人の文字が後、になるようにかぶります

 

菅笠は直射日光を防いでくれ、通気性もあります

 

付いているカバーは、雨の日につけます

 

雨が降ってないのにカバーを付けたままの人を多く見かけます

通気性が悪くなり、頭が蒸れるだけです

注意しましょう

 

 

蛇対策

杖をたたきながら歩くと効果的です

足音も鳴らしましょう

 

まむし注意の看板をだびたび目にしました

わたしは1度も出会いませんでしたが

 

ひざが痛む場合

冷やすことが大事です

温めないこと

 

鶴・亀の御朱印

第20番鶴林寺は鶴、第39番延光寺には亀の御朱印があります

着ている白衣に御朱印を押してもらいましょう、記念になります

御朱印料は200円です

 

お接待を受けた時

南無大師遍照金剛と3回唱えて、納め札を渡すこと

はじめの頃は緊張してよく忘れます

 

 

以上です。

 

四国の歩き遍路で実際に役立った知識を集めてみました。

あなたの参考になればうれしいです。

 

なお、足のマメについは別の記事で公開します。