四国歩き遍路 22日目 お寺も世間も変わりなし
更新2020年8月29日
ハイよ~!シルバー!のおじいです。
22日目の行程
岩本寺宿坊⇒民宿日の出
岩本寺宿坊
宿泊者は2名だ
朝6時から本堂でお勤めをする
渡されたお経のコピーをお坊さんと一緒に唱える
お勤めが終わり、ゆっくりと天井絵を観る
岩本寺は天井絵が有名なのだ
楽しみにしていた絵がある
残念ながら、そのマリリンモンローの絵は見つけられなかった
今日は雨
次の宿泊地まで歩いて移動するだけの一日だ
民宿日の出
カーブミラーに映る
雨の日の装い
看板のお言葉に甘えて、伊与喜川の景観を楽しむ
お寺の納経時間は朝7時から夕方5時までだ
5時前でもあっても、ぎりぎりの場合は納経を断わるお寺もあるという
トイレ掃除に熱心でないお寺もある
ほかに用事もないだろうに
団体が来ると納経所が込み合う
そのため、団体用と一般用の窓口を分けてくれているお寺もある
納経所には親切な人もいれば
無愛想な人もいる
歩き遍路に限って、特別にお接待してくださるお寺もある
次のお寺まで手書きの地図を用意したり、詳しく教えてくれる納経所もある
やさしい言葉をかけてくれる人もいる
淡々と作業をこなすだけの人もいる
お寺もそれぞれ、そこで働くひともそれぞれだ
お寺だからと、特別視しないほうがいい
いわゆる世間と何ら変わりはしない
こういうシールをボランティアで貼ってくれる人がいる
遍路にとってはありがたい存在だ
大方町に入って来た
鯨が見える町らしい
さすが太平洋
道中、こちらから挨拶をするように心掛けている
町の人には無視されることも多い
「頑張って」と声をかけてもらうと、力が生まれる
これは本当にそう感じる
無視されると悲しい
これも修行か
はい、今日の宿に到着
防水性の靴とはいえ多少湿っている
ご主人が新聞紙を用意してくれる
新聞紙の使い方はこちら
今日の泊まりは二組
もう一組は逆打ちの夫婦遍路だという
遍路は回り方も自由である
1番から順番に参拝することを「順打ち」という
一般的な回り方で遍路案内はこの回り方を基準にしている
88番から逆に参拝するのを「逆打ち」という
道案内はほぼない、そのため難易度は高い
また、全部のお寺を一気に参拝して回るのを「通し打ち」という
何回かに分けて回るのは「区切り打ち」だ
ちなみに「打つ」とは、お寺を参拝すること
かつては、お寺に参拝した証に木製や銅製の納札を本堂などに打ちつけていた
今は納札に変わっているが、昔の名残でこう呼ぶ
その関係で、お寺のことは「札所」ともいう
逆打ちのご夫妻も到着して3人で夕食
奥さんが脚を痛めて、遅くなったらしい
明日は岩本寺の宿坊に予約しているという
結構距離がある
大丈夫だろうか
脚を痛めて遍路を続けるのは本当に大変だ
宿の情報は