ハイよ~!シルバー!

十年来の夢だった歩き遍路。定年と同時に四国八十八ヶ所と別格二十寺を通しで歩きました。その体験を発信しています。

四国歩き遍路 役に立つ小物、送り返したい小物

更新2021年12月8日

 

ハイよ~!シルバー!のおじいです。

 

歩き遍路に行く前はみんな不安になります。

だからいろいろ考えて、必要だと思える小物をたくさん用意します。

 

たとえば、歯ブラシ、歯磨き粉、石鹸など。

 

実は全部、リュックを重くするだけ。

送り返しても困らないものばかり。

 

その反面、経験がないので、必要なものに気づきません。

 

あると便利だったのに。

そう思っても、現地では買えないものもあります。

 

知っとけばよかった。

 

そうならないために。

 

今回は私の体験から、役立つ小物とそうでない小物を紹介しちゃいます。

遍路に行く前、参考にしてください。

 

実際に持って行ったモノも一部紹介しています。

 

 

 

役立つ小物はコレ

 

ヘッドライト

四国遍路では多くのトンネルを通ります。

中は暗くて、歩道は線が引いてあるだけ、そんなところも少なくありません。

車が通るとゾッとします。

さらに、足もとにはゴミが散乱。

 

そんな時、ヘッドライトがあれば、安心して歩けます。

懐中電灯でもいいですが、いざという時、両手が使えると便利です。

 

ヘッドライトは手に持つことも出来ます。

 

日暮れが早い季節にも必要ですね。

 

懐中電灯さえ持っていない人が結構いました。

 

持って行ったのは、168ルーメン、防水仕様のヘッドライトです。

ルーメンとはLEDの明るさを表す単位になります。

 

100ルーメン以上あれば問題ありません。

防水仕様で、軽量のモノをおすすめします。

 

マスク

長いトンネルで交通量が多いと、排気ガスが充満します。

そんな環境の中を何十分も歩くのです。

身体にいいわけありません。

 

マスクで予防しましょう。

マスクは軽いので邪魔になりません。

 

道中、風邪をひくことがあっても困りません。

 

マスクもほとんどの人が持っていませんでした。

 

蛍光テープ

金剛杖に蛍光テープをぐるぐる巻きに貼りつけてください。

トンネルの中や夜間に歩くとき、車からよく見えるための安全対策です。

金剛杖を買った時点で貼っておきましょう。

 

私は遍路に行く前に金剛杖を買ったので、自宅で貼りました。    

蛍光テープは100円ショップに売ってるもので大丈夫です。

  

自分の杖の目印にもなります。

ひとの杖と区別できるので、お寺で間違えることもありません。

 

笠フィット

株式会社いっぽ一歩堂のオリジナル商品です。

通販で購入できます。

 

菅笠は雨にも日差しにも強い、優れもの。

 

困るのは、風が吹いたとき。

 

あごひもの部分に強度がないので、風に弱いのです。

風が強いとあごひもだけでは耐えられません。

手で菅笠をおさえていなければ、飛んで行ってしまいます。

 

また、菅笠をかぶると、頭に直接あたって違和感があります。

タオルを巻いて菅笠をかぶり、感じの悪さを解消する人もいます。

結果、頭はムレムレになります。

 

そんな欠点を補うのが「かんたん取付 さわやか笠フィット」。

どんな菅笠にも取付られます。

しかも、取付は簡単。

 

あごひもはプラスチックのバックルなので、強度に問題なし。

強い風でも安心です。

 

最初は心配でした。

でも、結構風が吹いても両手で菅笠をおさえる必要がないのです。

本当にビックリしました。

 

また、布地で頭の横だけを固定するので、違和感は少ないです。

頭に余計なものをかぶらないので、菅笠の通気性を邪魔しません。

 

布地は外して洗うこともできます。

 

歩き遍路は季節に関係なく、汗とは友だち。

洗えるのはとても助かりました。

 

さわやか笠フィット

 

 

 

杖カバー

金剛杖には杖カバーをつけてください。

杖をにぎりやすくなります。

 

いっぽ一歩堂 やわらか杖カバー

www.ippoippodo.com

 

チャック付き収納袋

チャック付き収納袋は大中小、各種用意すると便利です。

100円ショップでも、種類は豊富です。

 

雨が降ると、どこからかリュックの中まで水がしみ込みこんできます。

濡れて困るものは、チャック付き収納袋に入れてからリュックの中へ入れましょう。

 

 私は大事な納経帳もチャック付き袋に入れてました。

 

予備があると重宝しますよ。

  

遍路地図をチャック付き収納袋に入れておけば、雨の日でも普段どおり地図を持って歩けます。

雨に濡れて地図がボロボロになることもありません。

 

地図を確認するたび雨宿り、そしてリュックから地図を出したり入れたり。

繰り返していると、用心していても地図は濡れます。

 

スマホ用バッテリー

宿に泊まる度に、スマホを充電すれば、ふつう困ることはありません。

 

困るのは「へんろシール」を見失って、グーグルマップなど地図アプリを使うとです。

 

徳島市松山市高松市などの都市部では、間違いなく「へんろシール」を見失いま す。

もちろん、都市部にかぎりません。

 

尋ねる人もいないとき、バッテリーの残量が残りわずかだと、電話もできません。

残量を見ては、あせるばかり。

そんな時は、判断ミスを生みやすく、トラブルの危険さえあります。

 

スマホ用バッテリーを準備していれば、余裕をもって歩けます。

 

持って行ったのは、Anker のモバイルバッテリー

容量は10050mAh、  QuickCharge対応

 

容量が10000mAhあれば、スマホに2回以上充電可能です。

QuickCharge対応であれば、急速充電できます。

 

爪切り

ちいさなものでも大丈夫です。

爪が伸びると思わぬケガにつながります。

 

テーピングテープ

マメ予防に両足に巻きます

 

足全体には幅50mm程度のもの、指には12mm程度のものを使用します

大小2種類あるほうが便利です

 

遍路途中のドラッグストアーに売っていますが、巻き方はへんろみち保存協力会編「四国遍路ひとり歩き同行二人ー解説編」などを読んで自宅で練習しておくと困りません

 

ハサミ

テーピングテープをカットするのに使います

小さいもので大丈夫です

 

使い捨てライター

お寺で線香やロウソクに火をつけるのに必要です

点火棒の長いライターのほうが便利

 

 

こんな小物はじゃまになるだけ

 

洗面道具

どこの宿でも用意されています。

 

洗剤

宿で購入しましょう。

なければ、一日くらい水洗いだけで充分です。

またすぐ汗をかきます。

 

コンパス

方向音痴なので、地図を確認するために持っていきました。

同じ考えの人がいたら参考にしてください。

 

全然使いません。

私はすぐに送り返しました。

 

防水手袋

滑り止めのついた普通の手袋は必要です。

使い勝手がいいから。

予備も含めて何枚か用意しましょう。

それだけで十分です。

 

防水手袋は役に立たちません。

 

雨が降って、杖をつきながら歩いていると、防水手袋でもすき間から水が入ってきす。

 

また、ものをつかみにくいという欠点があります。

たとえば、山ですべった時、瞬時にものをつかめないと危険です。

 

ちなみに、 私が用意したのはモンベル製です。

 

洗濯用ロープ

野宿をするのでなければいりません。

 

確かに、乾燥機がないと部屋干しになります。

そう考えて私は持っていきました。

しかし、そこは遍路宿。

心配いりません。

 

ホテル泊も経験しましたが、なんとかなりました。

もっとも、ホテルではロープを使おうにも、ロープをひっかけるところが見当たりません。

 

もちろん、すぐに送り返しました。

 

シャンプー・リンス

シャンプーはお気に入りの銘柄でなければダメという人を除いて、困ることはありません。

 

リンスはホテル以外、置いてないところが多いです。

 

液体品は重いので、よほどの事情がない限り、持っていかないのが、得策です。

 

以上です。

 

遍路をめざすあなたの役に立てれば、うれしいです。