四国歩き遍路 印象に残るお接待所
更新2020年8月10日
ハイよ~!シルバー!のおじいです。
今回は個人的に印象に残ったお接待所を紹介します
- おやすみなし亭
- 露ヶ本遍路休憩所
- 遍路接待所(赤野)
- へんろ小屋(通称 金平さんのへんろ小屋)
- 松山市和気公民館
- 檀ノ浦案内所
- お遍路休憩所 仁庵
- 前山おへんろ交流サロン(前山地区活性化センター内)
- ご注意
おやすみなし亭
第13番大日寺に向かうへんろ道沿い、入田春日橋を過ぎた、右手にあります
無人の接待所ですが、冷蔵庫に冷えたジュース、冷たい水、飴やポケットティシュなども置かれていました
もちろん、休憩も出来ます
前日、焼山寺への遍路ころがしを経験したばかり
ダメージを受けた身体には大変ありがたいお接待所でした
露ヶ本遍路休憩所
都市部では道に迷いながら、あちこち歩きました、精神的に疲れます
国道は直進するだけですが、アスファルトの道を歩き続けると、足の疲労がキツイです
そんな時、りっぱな休憩所を見つけて、ホッとしました
ここには小さな巾着袋が置いてありました
気に入った生地の巾着袋をひとつ、小銭入れ用にいただきます
この巾着袋は重宝しました
今でも使っています
遍路接待所(赤野)
高知県安芸市、へんろ道沿い、安芸赤野郵便局をすぎると、右手にあります
「いらっしゃいませ」の看板を見て、中に入ります
カラフルな手作りの工作品が天井から垂れ下がり、等身大の手作り人形がイスに座って歓迎してくれます
お母さんから熱いコーヒーを頂きました
この区間はお寺がなく、ただ歩くだけなので、お母さんとの会話がはずみました
広い室内は、大工のお父さんが作ったそうです
へんろ小屋(通称 金平さんのへんろ小屋)
第38番金剛福寺に向かうへんろ道沿いの右手にあります
水道、トイレ、自販機、洗濯機も置いてあり、寝泊りもできそうです
金剛福寺打ち戻りの当日は、土佐のひとも経験したことがない低気圧に遭遇
前に進むだけで体力を使い、大雨でもノドがかわいて仕方がありません
行きも帰りも、トイレと水のお世話になりました
松山市和気公民館
第52番太山寺から第53番円明寺までのへんろ道沿いにあります
毎月、1日2日のみ、曜日に関係なく地域でお接待をしているとのこと
何人ものひとが遍路に声をかけていました
もう10年以上続けているそうです
甘酒やお菓子をいただきました
ポケットティッシュや飴の詰め合わせ、手作りの線香入れもどうぞと勧めてくれます
線香入れは最後まで重宝しました
檀ノ浦案内所
第84番屋島寺から第85番八栗寺までのへんろ道沿いにあったテントから声をかけてもらいました
シルバー人材センターが運営しているお接待所です
男女二名の方がお茶やお菓子を勧めてくれます
冷たいお茶と羊羹をいただきました
近くにある洲崎寺に、遍路の父と呼ばれる「真念さん」の墓があるというので、案内してもらいました
お遍路休憩所 仁庵
第85番八栗寺へ向かう参道の坂の途中にあります
お遍路さんどうぞと声をかけてもらいました
手作りのデザート、果物、お茶、お菓子など次々とお接待をいただきます
遍路が通るのが見えると、すぐに声をかけます
名刺を頂戴しました
お名前は榊原佳代子さん
どうしてここまで出来るのか、頭が下がります
前山おへんろ交流サロン(前山地区活性化センター内)
第88番大窪寺に向かうへんろ道沿いにあります
向かいは道の駅ながおです
休憩コーナー、へんろ展示室、四国八十八ヶ所のジオラマもあります
歩き遍路は「四国八十八ヶ所遍路大使」に任命され、任命書と同行二人バッチがいただけます
歩き通した記念になります
ぜひ立ち寄りましょう
入館無料
営業時間は8時から16時(入館は13時30分まで)
年末年始は休館になります
ご注意
お接待はサービスとは異なります
四国の人々が持つ、もてなしの心です
遍路はお大師様と同じ、と四国では考えられています
同行二人
遍路はいつもお大師様と共に歩いているのです
お接待はお大師様に対して行われるもの
だから、遍路は断ってはならないといわれます
遍路はただ感謝するだけ
感謝の印として納札を手渡す
それが作法です
お接待を受けたときには必ず、納札を手渡してください