ハイよ~!シルバー!

十年来の夢だった歩き遍路。定年と同時に四国八十八ヶ所と別格二十寺を通しで歩きました。その体験を発信しています。

四国歩き遍路 参拝の仕方を知ろう

ハイよ~!シルバー!のおじいです。

 

今回は参拝の仕方について説明します。

 

 

参拝手順

  1. 山門で一礼
  2. 杖立てに杖を立てる
  3. 手水場(ちょうずば)で手と口を清める
  4. 鐘をつく
  5. 本堂の杖立てに杖を立てる
  6. ロウソクを立てる
  7. 線香を立てる
  8. 鰐口(わにぐち)を鳴らす
  9. 納札納札箱に入れる
  10. さい銭を入れる
  11. 読経をする
  12. 大師堂の杖立てに杖を立てる
  13. ロウソク、線香、鰐口、納札、さい銭、読経は本堂と同様に
  14. 納経所で納経帳に朱印をいただく
  15. 山門で一礼

 

説明

 

山門で一礼

境内は左側通行が基本

左側で一礼する

 

杖立てに金剛杖を立てる

  • ひとの金剛杖と間違えないようにしてください
  • わたしは蛍光テープをグルグル巻いていたので、すぐに区別できました
  • また、忘れないように注意してください
  • うっかりして3回ほど、忘れかけました

 

手水場で手と口を清める

  1. 右手でひしゃくに水を汲む(少し多め
  2. 左手を洗う
  3. ひしゃくを左手に持ち替え
  4. 右手を洗う
  5. 再度右手に持ち替え
  6. 左手に少量の水をためて、口をすすぐ
  7. すすいだ水はそっと吐き出す
  8. ひしゃくに残った水を少しだけ使い、左手を洗う
  9. ひしゃくに残った水をすべて使い、ひしゃくの柄の部分を立てて、洗い流す
注意
  • 1から9まで1杯の水で行います
  • もし無くなったら、もう一度水を汲みましょう
  • ひしゃくに直接口をつけてはいけません
  • 口をすすいだ水を飲むひとがいますが、間違いです
  • 飲むと清めたことになりません
  • 手順を書くと長いですが、実際に行うと簡単です

 

鐘をつく

つくのは1回

 

鐘が見当たらないお寺や鐘つき禁止のお寺もあります

 

早朝、夜には遠慮しましょう

 

参拝後につくのは縁起がよくないそうです

 

まずは本堂へ向かう

本堂と大師堂の区別がわかりにくいお寺もあります(第七五番善通寺など)

案内図を見るか、お寺の人に尋ねましょう

 

本堂、大師堂とも菅笠はかぶったままで構いません

 

ロウソクを立てる

1本だけ立てます

 

種火でつけるか、ない場合は自分のライターでつけます

 

他のロウソクからつけると縁起が悪いそうです

 

ロウソクは後のひとのために、上段や奥から立てます

 

線香を立てる

3本立てます

ご本尊様のため、ご先祖のため、自分のための3本です

 

自分が立てたロウソク、あるいはライターでつけます

 

中央から立てます

 

鰐口(わにぐち)を鳴らす

鰐口は仏様に訪れたことを告げる鐘です

あれば1回鳴らしましょう

 

納札納札箱に入れる

初心者遍路は白色の納札です

 

金色や錦の納札を手に入れるため、納札箱をひっかき回すひとがいるそうです

そこまでしても、何のご利益もないでしょう

 

さい銭を入れる

金額に決まりはありません

わたしは5円にしました

 

読経をする

初心者向けの手順になります

 

数珠を用意します

 

お経は経本を手して唱えます(正式)

 

他のひとの邪魔にならないよう、か左のわきで唱えます

 

般若心経
  • 1回唱えます
  • お寺までの道のりがキツイと、般若心経は長いので、息切れします

 

本尊真言
  • 3回唱えます
  • 本尊真言とは、お寺のご本尊をたたえるサンスクリット語の呪文です
  • 薬師如来が一番多く、23ヶ寺がご本尊としています
  • 「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」これが薬師如来真言です
  • 覚えなくても、本堂のどこかに書いてあります

 

光明真言
  • 3回唱えます
  • 「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだらまに はんどま じんばら はらばりたや うん」

 

御宝号
  • 3回唱えます
  • 「南無大師遍照金剛」

 

回向文
  • 1回唱えます
  • 「願わくはこの功徳をもって、あまねく一切に及ぼし、我らと衆生(しゅじょう)と皆ともに仏道を成(じょう)ぜんことを」

 

次に大師堂へ向かう

  • 本堂と同じことを繰り返します
  • 本尊真言は省略します

 

納経所に行く

納経帳
  • 墨書と朱印をいただきます
  • そのお寺のページを開いておくのがマナーです
  • 料金は300円
  • 受付時間は午前7時から午後5時まで(厳守
  • 受付時間がぎりぎりの場合は先に納経を済ませ、参拝は後でも構いません
御影
  • お寺のご本を描いたものです
  • 納経時にもらえます
  • カウンターに置いてあり、各自が持ち帰る札所もあります(第7番十楽寺など)
  • その場合は取り忘れに注意しましょう
  • 後日、御影帳に入れるようにしてください

 

山門で一礼

帰りにも山門で一礼します

忘れないでください