更新2020年9月3日
ハイよ~!シルバー!のおじいです。
27日目の行程
青い国ホテル⇒三好旅館
青い国ホテル
今日のコースは柏坂を越えれば、あとは楽勝だ
久しぶりに、ゆっくりと朝食をとる
三好旅館
まずは国道56号を行く
室手海岸の看板
太平洋を望む
美しい景色に心が癒される
少し沖にある3つの島
写真では見にくいが、あれがいいアクセントになっている
晴天で本当によかった
ここから国道から外れ、山に近づいていく
案内板に従って柏坂を登る
今日は急ぐ必要がまったくない
山道を楽しみながら、ゆっくり登っていく
四国を歩きはじめた頃を思い出す
初日は戸惑うばかりだった
それでも、道行く人に挨拶をして、ちゃんと挨拶を返された時、お接待を受けた時、山道をひとり歩く時
そんな時には、遍路に来たうれしさで涙ぐむ自分がいた
もう27日目になる
うれしい気持ちに変わりはない
昔は60歳になると定年を迎えるのが普通だった
今は雇用延長が可能だ
希望すれば、退職することなく働ける
いい時代になった
だから、定年で退職する人はほとんどいない
特別な事情がない限りは
10年以上前から歩き遍路がしたかった
お寺には、あまり興味がない
いろんな道をただひたすら歩きたかった
四国遍路は条件にぴったりだった
適当な場所に宿やへんろ小屋があり、道に迷わないよう道案内まである
四国は遍路情報が豊富だし、お接待の文化もある
迷わず定年で退職した
そして四国へ来た
ここに居るだけで、浮き浮きする
柏坂のビュースポット
多くの遍路が立ち止まり景色を眺めていた
いつものように写真を撮るとすぐに歩きはじめる
下り坂が続く
横を遍路が追い越していく
柏坂のビュースポットで休んでいた、おばさん遍路だ
ひとは見かけによらぬもの
登山用のストックだろうか、2本を器用に使い、タッタッタッとリズムよく下っていく
あとから男性遍路がやってくる
追いかけるのが精いっぱいのようだ
おばさん遍路はそれくらい速い
確かふたりは同じベンチで休んでいた
連れだろうか
宇和島が近くなった
三好旅館は歴史を感じさせる建物だった
宿泊はこの本館だ
食事の時は近くにある別館に移動する
早めに着いたが、すぐに部屋へ案内された
助かる
風呂もこの時間から利用できた
一番風呂だった
もちろん、洗濯・乾燥も一番
おかげで、食事まで部屋でのんびりできた
今日の宿泊者は多い
もし着くのが遅かったら、順番待ち必至だった
夕食の案内があったので、別棟に移動する
遍路が多い日は賑やかだ
右に枝豆が乗った皿がある、その皿の左に盛り付けられているのがサメ料理
サメは地元の郷土料理とか
味?
口に合わなかったが、珍しいので全部いただいた
残念ながら他の遍路からも、美味しいの声は聞かれなかった
食事が進み、遍路どうしが馴染んできた頃、おばさん遍路が入ってきた
遅くなりました
にこやかに席に着いたのは、アノ柏坂のおばさん遍路だ
その場にいた人が口々に、あんた歩くのが速かったなぁ
みんな知ってるみたいだ
有名人なのか
そういえば、追いかけていた男性遍路はどうした
いろいろ気になったが、聞くチャンスがなかった
宿の情報は