四国歩き遍路 35日目 出会いには縁を感じる
更新2020年9月11日
ハイよ~!シルバー!のおじいです。
35日目の行程
ネストホテル松山⇒第52番太山寺⇒第53番円明寺⇒海辺のホテル マリーナシーガル
ネストホテル松山
朝食はバイキング
朝からたっぷりといただく
ホテルのバイキングは久しぶりだ
友人と一緒だと食もススム
Tにはまだ旅の残りがある
こちらも次のお寺へ行かなければならない
名残惜しかった
が、再会を約束して、ホテルで解散
ホテル周辺はへんろ地図には載っていない
目印となる愛媛大学や松山大学までの道順をフロントで教えてもらう
第53番太山寺
都市部ではへんろ案内を目にすることが皆無である
ここら辺もそうだ
へんろ地図を見ながら、時にはグーグルマップのお世話になって、慎重に歩いていく
国道196号線に出た
段々とトイレに行きたくなった
バイキングを食べすぎたせいだ
きっとそうだ
丁度、道路の向かいにローソンがある
歩道橋があったので、向かいのローソンには行きやすい
小用を済ませ、歩道橋を下りたところで、遍路とバッタリ
Iさんだった
そして今だ
本当によく出会う
同じコースを歩いているのなら、わかる
でも、こっちは別格にも参拝しているのだ
縁としか言いようがない
Iさんも松山市内では道に迷い、困ったそうだ
グーグルマップの使い方がわからないらしい
へんろ地図だけが頼りでは
ここまで、本当に大変だっただろう
へんろ地図を見ていると、次のお寺までの遍路コースがまた迷いやすい
国道を外れた後、2通りの行き方があるのだ
Iさんと出会った縁を切らないよう
太山寺まで一緒に歩くことにした
Iさんとはじめて会った山茶花での夕食
Iさんの隣に座っていた女性がいて、二人はとても仲が良さそうだった
それで夫婦と勘違いしたことなどを話した
知らない人知らない人、といい
Iさんは微笑んでいた
生本旅館の食事の豪華さ、ロッジ尾崎の女将さんの可愛らしさの話になると
そうそう、とうなずきあった
Iさんは久万高原に行く前日に泊まった旅館のひどさを力説した
そこは、遍路の間でもワースト1.2を争う悪名高い旅館だ
事前に聞いていれば、もちろん助言させてもらった
しかし、これもIさんにとっての修行かもしれない
会話を楽しみ、お互いが地図を確認しながら歩くと、不思議と時間を感じない
お寺までの道のりがとてもスムーズだった
途中、Iさんが最近知り合った、遍路のOさんが加わった
Oさんは長野県松本市出身の39歳、我々と比べるとだいぶ若い
9日間の区切り打ちだそうだ
会社員は辛い
3人で歩く途中、100円ずつお接待をいただく
Oさんはこのお寺に何か用事があるらしい
じゃあ、と言ってわかれた
次の円明寺へは一本道
近いので、またIさんと並んで歩く
しばらく行くと、大勢の遍路に声をかけている接待所があった
我々も立ち寄ることにする
詳しくは
ここでトイレを借り、お接待の甘酒をいただく
Iさんもトイレへ
お接待の品もいただく
松山市和気公民館の皆様、ありがとうございました
円明寺へは迷うことなく到着
ここからはIさんと別れてひとり旅
あとは宿に向かうだけだ
長い国道の歩きが待っている
海辺のホテル マリーナシーガル
北条市に入ったようだ
さくらとみかん畑の取り合わせ
初めて見るキレイな景色だ
やっと今治市まで来た
車道を長距離歩くと、やっぱり疲れる
今日の宿は素泊まりしかない
近くのコンビニで朝夕の2食分を調達
窓から見える瀬戸内海
ベッドからずっと眺めていても飽きることがない
極めつけは、夜間と早朝の海
沖を船が通ると、ため息が出るほどの風情だった
海はいい
気持ちが落ち着く
宿の情報は