四国歩き遍路 42日目 猪のハンバーグが幻の味になる
更新2020年9月18日
ハイよ~!シルバー!のおじいです。
42日目の行程
ふくや旅館⇒第66番雲辺寺⇒民宿青空屋
ふくや旅館
朝食は部屋食だった
こんなのは珍しい
今日も少し肌寒い
朝だけだろうか
第66番雲辺寺
民宿岡田から行くと、急な山道が続くらしい
こっちからは、ほぼ車道を歩く
急な道ではない
しかし、曲がりくねった道は歩いても歩いても、登った気がしない
車はほとんど通らない
遍路の姿も見えない
退屈な道が続く
淡々と行くしかない
このコントラスト、見にくい案内板だ
せめて文字の色を変えるべきだろう
はいはい雲辺寺はこっちですか
道は1本
案内なくても、わかりますけど
悪態をつきながら歩く
そりゃ、なかなか着かないわけだ
だんだん寒くなってきた
焼山寺の時は完全防備だった
もう4月も8日過ぎている
3月末でも暑い日があった
もう必要ないだろう
そう思って、重ね着用の服はとっくに送り返している
今着ているのは薄着、これしかない
とにかく、我慢するしかない
動いていないとかなり寒い
ここにきて風邪を引くわけにはいかない
寒風を避けるため、無料の展望館に入る
上まで登ると、なんとつららが張っていた
どうりで、寒いわけだ
外の眺めは良かった
右手にオレンジ屋根のロープウェイ駅が見える
けれど、寒いので、長くはいられない
来たひともすぐに下りていく
例によって宿に行くには時間が早すぎる
このお寺でゆっくりしょうと思っていた
しかし、くっそー、もう限界だ
少しでも気温の高いところに行かなければ、身体に悪い
下り坂は急坂が続く
スピードを出すと本当に危ない
ここを登る逆打ち遍路はさぞかし・・・
考えるのはやめよう
想像するだけで、疲れてくる
民宿青空屋
ここまで下りてくると、寒さも和らぐ
日差しも出てきたので、ベンチで時間を潰す
青空屋さん、時間待ちにナイスなベンチ
ありがとう
もう1時間くらいは経った
そろそろ行ってもいいだろう
顔をだすと、若奥さんが温かく迎えてくれた
身体が冷えているので、すぐ風呂に入る
今日の泊り客は他にいなかった
ひとを気にせず、のんびりできた
ここのご主人は狩猟をする
宿の名物は猪のハンバーグだ
実は自分も銃の所持許可証を持っている
とはいえ、1年間でクレー射撃に2~3回、鴨猟も3回ほど行くだけだ
鹿、猪などの大物猟にも参加したことはある
鹿が目の前に来たとき、何度か撃った
残念ながら、当たったことは一度もない
猪に至っては姿を見たことさえない
そんなわけで、「自分も鉄砲をやってます」とは
恥ずかしくて言えたものではなかった
もちろん、興味はあるわけで
食事をしながら、ご主人に次々と質問した
その結果
気づいたらハンバーグを食べ終わっていた
写真もなし、味の感想もなし
この馬鹿チンが~!
初孫のいつものセリフが頭をよぎった
明日は別格萩原寺に行く
へんろ地図を見ると、宿からはかなり遠回りになる感じだ
近道がないか聞いた
道はあるけど、ほとんどのひとが迷う
それをわかって行くなら教えます
もちろん、行くに決まっている
迷ったところで、山の中に入るわけでなし
なんとかなる気がした
宿の情報は