四国歩き遍路 44日目 子宝には三鈷の松も選択肢のひとつ
更新2020年9月20日
ハイよ~!シルバー!のおじいです。
44日目の行程
本大ビジネスホテル⇒第71番弥谷寺⇒第72番曼荼羅寺⇒第73番出釈迦寺⇒第74番甲山寺⇒第75番善通寺⇒善通寺グランドホテル
本大ビジネスホテル
今日の行程では、弥谷寺が遠いだけで、あとは全部近い
楽勝コース
第71番弥谷寺
途中、おばちゃんに呼び止められた
お遍路さん、おはぎ作ったから持っていきー
次々と遍路に声をかけている
みんな嬉しそうに受け取る
もらったのがコレ
なんと、おはぎはふたつ
「のり」と「きな粉」だった
夜、ホテルでいただいた
美味しかった
弥谷寺はもうすぐ
やっと到着
最後に赤い手すりの長い階段がある
久しぶりの階段は挑戦のしがいがあった
第72番曼荼羅寺
へんろ道を通って曼荼羅寺へ
思ったより近い
第73番出釈迦寺
通り道にうどんのお接待所
麺類は大好き
気になったが、まずはお寺へ行くことにする
なにせ今日は大事な使命がある
子宝の三鈷の松
次女は女の子をすでにひとり授かっている
が、もう1子と願っても、思い通りにいかないでいた
三鈷の松は子授けに効くらしい
落ちている松葉を探した
なかなか三鈷の松葉は見つけられない
それでも茶色の松葉を3本手に入れた
納経所で子授けのお守りを受ける
納経所のひとが言う
お守りのなかに三鈷の松を入れるほうがご利益があります
実はもう3本拾ってきました
落ちている松葉より、青い松葉をそのまま取ったほうがよろしいですよ
遠慮はいりませんから
とは言え、やはり直接には取りにくい
事情を知らない参拝者から、マナーの悪さを非難されそうだ
他人が通らない時を見計らって、すかさず5本ほど取った
三鈷の松葉が入ったお守りは、お遍路から帰るとすぐに娘に手渡した
それが4月のこと
翌年3月、待望の第二子である長男誕生
これはお守りのおかげだ
そう信じている
第74番甲山寺
出釈迦寺を下りて、もう一度うどんのお接待所の前を通る
今度は店の中に入った
湯が沸いていないので、すぐにうどんができません
代わりにと、女店主が差し出したのが半生うどんのセット
申し訳ないが荷物になる
そもそも、どこで茹でればいいのか
送ろうにも
不要な荷物はずいぶん前に送り返している
丁重に礼を言って甲山寺を目指す
うどんを食べたかったが、しかたがない
第75番善通寺
広い、広すぎるぞ
さすが、総本山善通寺
広すぎて案内図がなければ、本堂も大師堂もわからない
そもそも大師堂がない
ここでは、大師堂を御影堂と呼ぶらしい
それでわかった
今日までに、弘法大師の三大聖地、金剛峯寺と善通寺をお参りすることができた
残すは京都の東寺のみ
四国遍路が終わると、最後に京都の東寺へお参りする
そしてやっと自宅へ帰る予定だ
善通寺グランドホテル
チェックインまで時間がある
また、早めの夕食にするか
ホテルの近くにほっかほっか亭があった
牛とじ弁当を注文
お店のご好意により店内で熱々をいただく
あまり見られたくはないが
ホテルの隣にスーパーがあった
今日もビールとつまみがいる
フロントでチェックインすると
ミネラルウォーターのサービス
部屋に入ると驚いた
なんだこのボロい部屋は
じゅうたんは汚れている
コンセントはむき出し
それになんか臭うぞ
お遍路中最下位を争うレベルではないか
善通寺グランドホテル恐るべし
名前負けにもほどがある
ところがひと晩過ごせば、なぜか愛着が湧くのだから不思議だ
住めば都とはこのことなのか