四国歩き遍路 11日目 ウミガメを見る
更新2020年8月18日
ハイよ~!シルバー!のおじいです。
11日目の行程
山茶花
夕食とは違い、少人数の朝食
ベテラン遍路は皆、やはり朝早く宿を後にしたらしい
今日は雨が降る予報だ
しかし、個室でゆっくり休めたので、気力は充実している
いつなら宿を出るのは一番最後だ
今日はもっと遅いおじいちゃん遍路がいた
宿を出る時、女将さんからお接待をいただいた
ありがたい
第23番薬王寺
本格的に雨が降ってきた
途中、由岐坂休憩所で雨具を着る
雨足が強くなる
山道は川になる
防水性の靴でも濡れてしまう
顔を拭こうとした
あれ、ズボンのポケットに入れていた水色のハンドタオルがない
普通のズボンの上にレインズボンを履いている
タオルを出すとき、何かの拍子で落ちたのだろう
安物だが、雨の日にタオルがないと困る
リュックから新しいものを取り出すのは面倒だ
時間はまだある
で、捜すことにした
そこらへんに落ちているだろう
そう思って、来た道を戻る
道の上には何も落ちていない
どんどん戻る
あれっ、こんな場所通っただろうか
風景に見覚えがない
うわ、来た道がわからなくなった
へんろ道には要所要所にへんろシールやへんろ札がある
逆に歩くとそれが見えない
逆打ち遍路の大変さが、少しだけわかった気がした
結局、タオルがないことに気づいた地点まで、戻ってきた
無駄な歩きで大変疲れた
諦めるか
いや、もう一度捜そう
今度は用心深く、来た道をまた戻る
すると、すぐに右へ曲がる道があった
さっきは曲がらなかった
こっちかもしれない
数十歩行くと、濡れた水色が道の上に見える
ハンドタオルだ
見つけた、やっと
しかも、こんな近くで
これも修行か
薬王寺へは国道を通るコースと海岸を行くコースがある
国道は味気ない
遠回りだが、海岸コースにする
田井ノ浜駅に着いた
この駅を見るのも海岸コースを選んだ理由だ
駅の前から砂浜が広がる珍しい駅
海水浴シーズンは楽しいだろう
薬王寺のシンボル、朱塗りの塔が山の方向に見えてきた
ようやく薬王寺に到着
ここは厄除けのお寺として全国的に有名らしい
珍しいのは、参道の階段に小銭がいっぱい落ちていること
国民の宿 うみがめ荘
今日も外食だ
店はもう決めている
詳しくはこちら
ここ日和佐は赤ウミガメの産卵地として有名だそうだ
産卵時期には多くの観光客が訪れるらしい
水色ハンドタオルの捜索で時間をロスしてしまった
しかも外食だったので、宿の到着はいつもより遅かった
なのに、展望大浴場は独りぼっちの貸し切り状態だった
なぜ?
宿の情報は