四国歩き遍路 エピソード(思い込み編)
ハイよ~!シルバー!のおじいです。
今回は歩き遍路のエピソード(思い込み編)です。
お接待
行く前に思っていたこと
- 四国のひとは遍路を見かけると、お金やお菓子、飲み物などをお接待してくれる場合がある
- お寺でも納経料をお接待してくれるところがある
- 遍路道沿いに休憩するためのお接待所がある
- 宿で昼食用のおにぎりをお接待してくれるところがある
- お接待は基本的に断ってはいけない
- 歩き遍路は車のお接待に限り、断っても失礼にはならない
実際に経験したこと
- 第18番恩山寺の境内では何人かのグループが遍路全員にかっぱえびせんを配っていました
- 歩いているとき、お金やお菓子、飲み物だけでなく、四つ葉のクローバーや手作りのお地蔵さん、傷用テープ、梅干し、ぽんかん、手作りおはぎのセットなど多彩なお接待をいただきました
- お寺では納経料のお接待以外に、ウエットティッシュやバナナ、まんじゅう、菓子類、手作り地図まで用意してくれるところもありました
- お接待所は休憩するだけでなく、飲み物やお菓子、手作りの巾着袋などが置いてあるところも(第13番大日寺手前、おやすみなし亭など)
- 有人のお接待所も(第85番八栗寺手前、仁庵など)
- 宿ではテッシュや傷用テープ、マスクなどが入った「お接待セット」をいただくこともありました(大洲市、ときわ旅館など)
- 第40番観自在寺の近くに「ほかほか弁当」の店があった、そこから出てきた軽自動車がとまり、お遍路さんお弁当をどうぞ、どう見てもその弁当は夕食用に買ったもの、さすがにこのお接待はお断りしました
- 第19番立江寺から当日の宿である「ふれあいの里さかもと」まで雨が降っていた、途中、軽自動車に乗った女性から、車に乗りませんかの声、わたしのポンチョも菅笠も雨に濡れてびしょびしょ、気持ちだけいただきました
歩き遍路
行く前に思っていたこと
- 若いひとがけっこう多い
- 女性は少ない
- 外国人もちらほら
実際に経験したこと
- 知り合った遍路はみな70歳代男性
- 休みを利用して遍路をする区切り打ちのひとは30~40代男性が中心
- 時期によるのか、男子大学生のような遍路は見ませんでした
- 20代くらいの若い女性にも出会わなかった
- ご夫妻の遍路、外国人の女性はたまに見かけました
- 同宿になった外国人はアメリカ、ドイツ、オーストリア、フランス、中国、韓国、女性は30代くらい(想像)、男性は60代以上が多かった
気候
行く前に思っていたこと
- 四国は温暖な気候で、春が早い
- 太平洋側も台風シーズン以外はおだやか
実際に経験したこと
- 確かにわたしの地元より、菜の花が咲くのも、桜の開花も早いです
- しかし、油断は禁物
- 山頂にあるお寺もけっこうあります
- 第12番焼山寺までの遍路転がしはすぐ汗冷えして、震えました
- 第66番雲辺寺の毘沙門天展望館ではつららを発見(4月8日)
- 厚手の衣服は送り返していたので、身体が冷えてたまらなかった
- 第38番金剛福寺(足摺岬)の打ち戻りでは春の低気圧に襲われました、詳しくはここ
挨拶
行く前に思っていたこと
- 遍路は四国の道を歩かせてもらう存在、挨拶はこちらから
- お接待の習慣がある四国のひとはお遍路を見かけると、よく声をかけてくれる
- 都市部は例外で、無関心なひとが多い
実際に経験したこと
- 第3番金泉寺から宿までに出会った小学生はほぼ全員が挨拶をしてくれました
- その時、初心者遍路のわたしは宿までの道に迷い、こころに余裕が無くなり、小学生に挨拶を返し忘れた、そんな自分を恥じました
- やはり都市部は無関心な感じ、そりゃそうでしょう
- 意外だったのが高知県、海岸沿いの村は挨拶をしても無愛想なひとが多かった
- 挨拶はこちらから、その基本は守りました
- どの県でも子供ほど挨拶を返してくれます